2013年01月07日

ふがいない僕は空を見た

4101391416ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)
窪 美澄
新潮社 2012-09-28

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昨年末、新聞で当時公開間近だった映画の紹介を読んで興味がわいたので原作を読んでみました。
だったら映画を観に行ったらよさそうなもんだけど、ちょっと行けそうになかったもので。

第一章を読んだときは、「あらら、どうしよう...」って思ったんですけど(なかなか過激な性描写が多くって。なんせ女性のためのR-18小説賞を取った作品ですから:汗)、その後がとっても良かったです。
息が詰まるような押しつぶされそうな日々を生きる大人や高校生たち。
辛い苦しい話ではあったけど、なんとも爽やかな読後感でした。

著者の他作品も読んでみようかな。
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2012年11月19日

貧困大国ニッポン―2割の日本人が年収200万円以下

4796664033貧困大国ニッポン―2割の日本人が年収200万円以下 (宝島社新書 273)
門倉貴史+賃金クライシス取材班
宝島社 2008-06-07

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図書館で偶然目についたので借りてきたんですが、興味深かったです。
著者はTVなどにもちょくちょく出てらっしゃいます。TVで受ける印象と著作がずいぶん違ったので少し驚きました。

格差、貧困が話題になる昨今の日本。
じゃあ、貧困の当事者たちはどうしてる?どうかんがえてる?ということで、インタビューを集めたのがこちら。各章末に短いですが筆者のコメントもあります。

本当に気の毒なお話もあれば、それはもうちょっと自分で考えてみようよと思わされる人もいますが、それでもやはり一番重要なのは社会保障のシステムとそれに対する考え方を変えてみないことにはどうもならんのではないかと思いました。
その上で、働くということに対する考え方を変える必要もあるかと。
もっと言えば、やっぱりとどのつまりは教育だよと。
そこをなんとかしないと、このままだと日本社会が成り立たなくなるんじゃないかと軽く不安になりましたです。
posted by ぷぅ at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | は行

2012年06月30日

諷刺画で読む十八世紀イギリス ホガースとその時代

4022599847諷刺画で読む十八世紀イギリス ホガースとその時代 (朝日選書)
小林章夫 齊藤貴子
朝日新聞出版 2011-12-09

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ホガースの版画や絵は好きです。
酔っぱらいとかヘンな人たちが描かれていたり、市井の人々が活き活きと描かれれていたり、一目見ただけで面白さが分かりやすいんですよね。
宗教画の多い西洋絵画の中では圧倒的に親しみやすい。

そんなホガースの作品から18世紀イギリスを知りましょうという本なので面白くないわけがない。

ディテールにも実は深い意味が込められているとか、知識がなければ分からないことが詳しく解説されています。

テクニックとかそういう部分も面白いのだとは思うのですが、決して芸術的才能があるわけではないわたしにはこういうアプローチは非常に親しみやすくかつ興味深いです。

実はホガースさん、なかなかのモラリストだったとか。

ラッキーなことに書籍の中でも紹介されている2007年テート・ミュージアムで行われた回顧展に運よく行けていて、しかも重くて高かったけど思い切って図版も買っていたので紹介されている作品の多くを大きな絵で見ることができました。

posted by ぷぅ at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | は行