2012年12月04日

そうだったのか! 中国

4087465454そうだったのか! 中国 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)
池上 彰
集英社 2010-03-19

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家族の本棚から拝借しました。

池上さんの本はやはりとっても読みやすい。そして比較的中立な立場から書かれているのがいいですね。ホント、「そうだったのか!」の連続です。

中国の近現代史が一気に分かって、しかもそれが日本との関係に及ぼしている影響も分かるという、役立つ本。
個人的には独裁者の恐ろしさをしみじみ感じましたです...。
シロウトが専門家の分野に口出しちゃいかんわ。しかも誰一人として間違いを指摘できないっていうんだから恐ろしい。

ま、後はこういう国から歴史をゆがめてるとか言われてもなーとか思ったり。
一般の人たちはその事自体を知れる立場にないわけですが。

国内的に大きな無理・矛盾を抱えすぎているので、この先どうなるのか、どうするつもりなのか、心配なような恐ろしいような。
posted by ぷぅ at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行

2012年10月06日

精子提供: 父親を知らない子どもたち

4104388033精子提供: 父親を知らない子どもたち
歌代 幸子
新潮社 2012-07-27

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生殖補助医療の一つである非配偶者間人工授精(AID)により生まれた子供たちのその後を描いたノンフィクション。

最近は少し変わってきたらしいのですが、以前はAIDで生まれた子供にはそのことを隠すのが前提だったそうです。
その子供たちがひょんなことで自らの出生について知り、声を上げ始めています。

とても考えさせられる本でした。
治療を行う親の気持ちが語られることはあっても、様々な医療の結果生まれてきた子どもについて語られることは本当に少ないと思います。
でも、親は自分たちで納得して行ったことでも、子どもはそのことに意見を言うことはできません(生まれてないんだから当たり前ですが)。
だからこそ、生まれてくる子どもたちのことを第一に考えるべきなんじゃないかなと個人的には思います。
そういった視点から読むと、本当に深いノンフィクションでした。
posted by ぷぅ at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行

2012年08月25日

職業は武装解除

4022507462職業は武装解除
瀬谷ルミ子
朝日新聞出版 2011-09-20

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図書館で偶然見つけて手に取りました。
「武装解除」って具体的に何をするんだろう?ということも知りたかったし。

著者が武装解除を職業に選ぶまで、武装解除とはどんな仕事なのか、などについて書かれてます。
高校時代に新聞で一枚の写真を見たことをきっかけに進む道を決め、そのために必要な情報を集め、海外体験を積み、留学をし、本当にパワフルで頭が下がります。なかなか誰にでもできることじゃないわー。

「武装解除」と一言で言いますが、英語では略称でDDR(Disarmament, Demobilization, Reintegration)といい、武装解除・動員解除・社会復帰の総てを含む仕事です。
紛争地帯、旧紛争地帯には兵士が大勢おり、彼らの武装、動員を解除するのはもちろん大切なことですが、それだけでは元兵士の生活が成り立たなかった場合、また暴力に向かう可能性があるので、社会復帰とそれを促進するための教育も行います。素晴らしい仕事だなと。

ただ、地域によって事情は千差万別。その状況に合わせて、最適な方法を考えながら武装解除を進めるそうです。大変だよ...。
もちろん攻撃にさらされる危険もあります。
それでも、次々と新しい職場へ向かっていく...感動しました。

終わり近くに、書かれていたことなのですが、アフリカ、中東などあらゆる地域で働いてきた著者。
武装解除の仕事を行う中で「日本人が言うことだから聞く。自分たちを攻撃している当事国に言われたなら聞かなかっただろうけど」と言われることが何度もあったそうです。
日本が第二次大戦敗戦後の壊滅的な状況から奇跡的に立ち直ったこと、その後70年近く一切戦争を行っていないことを皆知っていて、加えて、日本は援助に際して政治的・経済的な要求を出さないので、そういう日本人の言うことならば、ということだそうです。
なんだか、誇りに思える話ですよね。
世界からそう思われている今のうちに、今後の日本はどうあるべきか考えるべき、という著者の言葉にはとても説得力がありました。
posted by ぷぅ at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行