2009年11月19日

盗作の文学史

4788511096盗作の文学史
新曜社 2008-07-01

by G-Tools


分厚いです。
どのくらい分厚いかと言うと、タイトルが背表紙に普通に横書きにできるぐらい。
とはいえ、その厚さを感じさせない面白さでした。

江戸時代のやり方を引きずった明治初期の盗作事件に始まり、戦前までは時系列に沿って、戦後は事件の性質が似た者同士がまとめられています。

最近は少ないけど、一時新聞などでも「盗作か?」みたいな記事がよくあり、「へ〜、そうなんだ」と割と簡単に読んでたんですが、これを読んだ後では当時のそんな自分の態度が恥ずかしい。
いろいろ問題点が多かったようです。
まず、新聞はもう少し著作権法について勉強してから書けと。
それにいろいろ思想的だったり、政治的だったりの思惑が陰にあることもあったようで、山崎豊子『不毛地帯』(今、丁度ドラマが放送中ですねー)についての項は、とても面白かったです。

最終章にはあまり資料が集まらなかった事件もざっとですが網羅されており、資料としてもすごいです。
ちなみに文芸を扱うマスコミなどは盗作事件にはあまり触れたくないらしく(そらそうやわなー。わが身に跳ね返ってきそうで怖いもんね)、第一報の後が続かないことも多いようです。

とにかく分量がすごい。これだけの本をまとめるのは本当に大変だっただろうなぁ。
posted by ぷぅ at 13:59| Comment(3) | TrackBack(0) | た行
この記事へのコメント
ぷぅさんのブログを見て、自分も読みたいなあって思ったんですが・・・

これって、3990円もするんですね!

ちょっと高すぎです(T_T)

でも、山崎豊子、鷺沢萌、田口ランディあたりは読みたいなぁ。
Posted by ゆぅ at 2009年11月21日 21:55
わたしも自分ではとても買えませ〜ん(汗)
ラッキーなことに図書館にあったんですよ〜。
図書館、意外と侮れないので調べてみてはいかがでしょう?
山崎豊子の項はホンマ面白かったですよ。
鷺沢萌についてはちょっと微妙な気分。(問題の作品以外は好きで、でも例の作品のために読み始めるのが遅れた、というのが自分的にありまして)
Posted by ぷぅ at 2009年11月21日 23:42
Amazing work! This can be a type of facts which can be allowed to be distributed on the internet. Humiliation around the search engines like yahoo with no longer ranking this upload upper! Occur above as well as check out my site. Appreciate it Implies)
Posted by хозтовары at 2014年01月07日 04:21
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