2012年08月31日

噛みきれない想い

4046214694噛みきれない想い
鷲田 清一
角川学芸出版 2009-07-10

by G-Tools



鷲田先生のエッセイを集めたものです。

エッセイだけどしっかり哲学。
タイトル通り、噛みきれない想いを抱かせる物事について、考えるきっかけと答えのヒントをくれます。

読み終えた後にあれこれについてじっくりと考える、その感じが好き。
posted by ぷぅ at 14:16| Comment(0) | TrackBack(0) | か行

2012年08月25日

職業は武装解除

4022507462職業は武装解除
瀬谷ルミ子
朝日新聞出版 2011-09-20

by G-Tools




図書館で偶然見つけて手に取りました。
「武装解除」って具体的に何をするんだろう?ということも知りたかったし。

著者が武装解除を職業に選ぶまで、武装解除とはどんな仕事なのか、などについて書かれてます。
高校時代に新聞で一枚の写真を見たことをきっかけに進む道を決め、そのために必要な情報を集め、海外体験を積み、留学をし、本当にパワフルで頭が下がります。なかなか誰にでもできることじゃないわー。

「武装解除」と一言で言いますが、英語では略称でDDR(Disarmament, Demobilization, Reintegration)といい、武装解除・動員解除・社会復帰の総てを含む仕事です。
紛争地帯、旧紛争地帯には兵士が大勢おり、彼らの武装、動員を解除するのはもちろん大切なことですが、それだけでは元兵士の生活が成り立たなかった場合、また暴力に向かう可能性があるので、社会復帰とそれを促進するための教育も行います。素晴らしい仕事だなと。

ただ、地域によって事情は千差万別。その状況に合わせて、最適な方法を考えながら武装解除を進めるそうです。大変だよ...。
もちろん攻撃にさらされる危険もあります。
それでも、次々と新しい職場へ向かっていく...感動しました。

終わり近くに、書かれていたことなのですが、アフリカ、中東などあらゆる地域で働いてきた著者。
武装解除の仕事を行う中で「日本人が言うことだから聞く。自分たちを攻撃している当事国に言われたなら聞かなかっただろうけど」と言われることが何度もあったそうです。
日本が第二次大戦敗戦後の壊滅的な状況から奇跡的に立ち直ったこと、その後70年近く一切戦争を行っていないことを皆知っていて、加えて、日本は援助に際して政治的・経済的な要求を出さないので、そういう日本人の言うことならば、ということだそうです。
なんだか、誇りに思える話ですよね。
世界からそう思われている今のうちに、今後の日本はどうあるべきか考えるべき、という著者の言葉にはとても説得力がありました。
posted by ぷぅ at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行

2012年08月24日

政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること

4047315702政府は必ず嘘をつく アメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 角川SSC新書
堤 未果
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) 2012-02-10

by G-Tools



先日読んだ、『底抜け合衆国:アメリカが最もバカだった4年間』とも通じる部分がありました。
9/11のテロ後にアメリカ政府が行ったことを徹底的に批判し、そしてその危険さに気付かなかったマスコミも批判しています。
で、問題はこれがアメリカだけの問題ではないということ。
昨年の大震災後、非常事態に隠れ、日本国内でも少しずつ同じように人々の自由を制限し報道を制限するような法律が作られている...。
しかもそれがもう、政府の陰謀とかいうよりも政府すらもコントロールできないような、暴走した市場至上主義の一環でもあり...。

情報の出所がどこであっても、それを丸ごと信じる前にまず一度立ち止まって見ることが大切だなとつくづく感じました。(まぁ、それはそのことを教えてくれたこの本に対してもなんですが)
とりあえず、「非常事態だから」「早く決めないと」など人々を脅して追いつめるような人はあまり信じたらダメだろうと個人的には思います。
あと、大切なのは本にあったようにニュースを読むときはその裏のお金の流れをチェックする、ってことですね。見えるお金、見えないお金の流れを読めば、ある程度裏の動きが読めるっていうのはそのとおりだろうなと。
posted by ぷぅ at 16:48| Comment(0) | TrackBack(0) | さ行