2011年10月07日

はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか

4163806105はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか
篠田 節子
文藝春秋 2011-07

by G-Tools


SFテイストの4作品を集めた中篇集。

タイトルが全て既存のSF作品のパロディになっています。
「深海のEEL」−「深海のYrr」
「豚と人骨」−「猿と本質」(ではないかとSFに詳しい家族が言ってた)
「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」−「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」
「エデン」−「エデン」(同じタイトルの有名作品があるそう)

篠田さんのSFは、とても身近で明日起きてもおかしくない話が多く、どれも読んでいて少し背筋が寒くなる感じ。
「深海のEEL」は本筋も空恐ろしいけど、回転すしの話が恐ろしすぎて…(汗)
「豚と人骨」は少しフェミニズム色もあるのがまた篠田さんらしい。読んでてそこはかとなくお腹が痛くなったり(苦笑)
「はぐれ〜」のラストはなんとなく気持ちがほっこりします。とはいえ、主人公の思い込み(特に前半の)がちょっと怖くもある(爆)
「エデン」もありがちな作りではあるけど、やっぱりこの手の話は面白いなぁ。

どの作品も、現在の社会に対するちょっとした皮肉が聞いているところが好きです。
posted by ぷぅ at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | は行